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コラム

後悔しない家づくりのポイント No.2

2018.05.08

前回に引き続き 後悔しない家づくりのポイントをご紹介します。
間取りで後悔しないポイントはいかがでしたでしょか?
今回は建築費で後悔しないポイントをご紹介します

■建築費で後悔しないポイント
建築費で後悔してしまうケースとはどのようなものでしょうか。詳しく見ていきましょう。

・坪単価ですべてを判断しない
家づくりの計画をはじめたらいろいろな住宅会社に興味を持つようになりますが、その際に気になるのは、「坪単価」という言葉です。建築費によほど余裕がある施主さんでないなら、坪単価はできればあまり高くないほうが良いと考えるのは普通のことでしょう。

しかし、この坪単価だけを会社選びの基準としてしまうと、「家づくりで後悔した」ということにつながる場合があります。

例えば、間取りと概算の見積もりをいくつかの会社に出してもらったと仮定します。A社は40坪の家を2,000万円の建築費で提示してきました。B社は43坪の家を1,900万円で提示してきました。坪単価は、建築費を坪数で割って算出しますので、A社の坪単価は50万円で、B社の坪単価は約44万円です。1坪単価が安いのB社ということになりますね。

建築費の金額も、B社は安く提示していますので、選ぶべきはB社となるかといえば、そうはいえません。坪単価というものには、実際には「定義」はありません。そのため、建築費に含める範囲というのは住宅会社の個々の提示に仕方にゆだねられています。もしかしたらB社の建築費には、A社で含まれている工事が抜けている可能性もあるのです。

坪単価というのは、家づくりを検討している方々にはある一定の目安にはなっています。しかし、だからといって、その坪単価、その建築費に家づくりの費用の全てが含まれていないこともあるのが実情なのです。そのため、単純に坪単価の費用で決めたりすると、後で「この工事は含まれていません」「こちらはオプション扱いです」などと、追加で費用が増えていくということもありますので、建築費の中身は十分に確認したほうが良いでしょう。

・無理な値引きは品質を落とすことも
家づくりには、それぞれの家族にかならず予算というものがあるでしょう。どんなに素敵な住まいでも、予算が大幅にオーバーしてしまい、その他の将来的な生活設計に支障があってもいけません。できるだけ予算内に納めたい、出来るだけ安く抑えたいという気持ちから、ついつい強気な値引き交渉をしてしまうケースがあります。

特に、相見積もりなどをしている場合に、大幅な値引き交渉ができる可能性は確かにあります。どの住宅会社でも、1棟でも新築工事がほしいと考えているでしょう。しかし、一般常識的な値引きを超えるような金額は、最終的に自分が後悔してしまうことになるケースもあります。

例えば、数百万単位の値引きを多少強引にしたとします。住宅会社としては、一般常識的な額を超えた値引き分に対しては、「何らかの原価の削減」をしなければならなくなります。その原価の削減は、「構造材を安価なものにする」ことや「断熱材の質を落とす」こと、「工賃の安い業者に依頼する」ことであったりします。その結果、本来なら高性能なはずの住まいが、性能が落ちてしまったり、施工精度の質があまり良くない工賃の安い職人が対応したりなど、施主が想像もしていない対処をされる可能性もあるのです。

・住宅の仕様をよく比較しよう
坪単価の違いとともに、住宅の仕様についても、会社によって大幅に違うことがあります。この違いを検討せずに、金額だけで判断すれば、後悔する場合もあります。

例えば、自然素材を使った仕様と、既製品の建材を使った仕様とでは、建築費に差が出てくるでしょう。なぜなら、自然素材を使う家の場合は、大工さんなら加工をしたりする工賃が多く必要になりますし、塗り壁仕様を取り入れれば、左官職人さんの工賃が必要になります。

このように、内装の仕上げで何を使っているかでも、建築費に差が出てきます。坪単価、建築費が違っていても、その中身がどのような内訳であるかによって、総合的に判断し、自分たちの理想の住まいに近いのはどの会社なのかをしっかりと検討しましょう。