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コラム

マイホームが欲しいと思ったら最初にするべき4つのこと

2022.11.11

マイホームが欲し~い!

この記事をお読みの方は、マイホームが欲しいと思っているのではないでしょうか?その中には、漠然とそろそろ家を建てようかな?と考えている方がいれば、もう既に何社かの見学会や展示場に行かれている方もいるかもしれませんね。もしかしたら、もうすぐ契約する、もう建築中という方もいるでしょう。ここで一度立ち止まり、もう少しマイホームのことを考えてみませんか?

 

マイホームこそが人生の夢という方もいるでしょうし、その後の生活こそが手に入れたいものという方もいると思います。いずれにしても、男性でも女性でも、誰もが一度は「いつか自分の城を持ってみたい」と考えるのではないでしょうか。

 

マイホームについて真剣に考え始めたとき、やるべきことがいくつかあります。ここからスタートすることで、理想のマイホームを実現できるかどうかを見極められるようになります。

 

(1)マイホームはイメージから

マイホームが欲しいと思っても、インターネットで注文したり、お店に行って気軽に購入したりできるものではありません。また、多くの人にとっては、一生のうちに1度か2度しかない一大イベントです。1度、2度の経験者がいたとしても、10回も経験しているベテランはほとんど居ません。

 

そのため、マイホームを獲得するために、何をすれば良いのか解らないという方も多いでしょう。インターネットで調べて、家づくり雑誌を購入して、既にマイホームを手に入れた先輩に話を聞いて、書籍を読むという情報収集からスタートする方がいらっしゃれば、いきなり家を見たいといって住宅展示場やチラシに書かれていた見学会を見に行く方、不動産屋さんを訪問する方などさまざまです。

 

しかし、マイホームが欲しいという気持ちばかりが先行して、住宅展示場や見学会、不動産屋さんなどの営業担当者がいる場所にいきなり行ってしまうと、毎日電話がかかってきたり、営業マンがピンポンと突然訪問してきたりする場合があります。ガツガツとした営業攻勢が嫌になってしまう方も少なくないでしょう。

 

そうなると、マイホームが欲しくても、実際に建物を見にいくのは怖いと、恐怖感を持ってしまうことに繋がるかもしれません。三重県では、そのような営業主体の住宅会社は最近減ってきているように思いますが、まだまだそういった出来事はあるようですね。ですので、私は、なるべく多くの情報収集をしてある程度の知識をつけておくことをおすすめしています。

 

建売住宅などは、折り込み広告やポスティングを使って多くの広告を配ります。その情報を見ただけで、その家が自分の希望に合っているかどうかわかるでしょうか。住宅に関して全く知識がないと、広告に何が書かれているのか?また、何が書かれていないのか?を判断できません。何となく広そうだから、収納が多いからなどといった理由では、その家が自分に合っているかどうか、客観的にみていい家なのか、なかなか判断が難しい。だからこそ、知識をつけることが重要なのです。

 

図面に関しても同じです。多くの住宅会社の広告には、平面図(つまり間取り図)だけが記載されていて、どんな高さに何があるか書かれていません。それでも、いくつもの平面図を見ていれば、図面に対しての知識と経験がついてきます。そして、AとBの物件を比較したときに、広さ狭さだけではなく、そのほかの要素(収納計画、動線計画など)もだんだんと目に入ってくるようになります。具体的に想像したうえで、図面を見たり実際の家を見ることが大切です。

 

もし、皆さん自身が新しいマイホームを手に入れて、今日からに住みはじめるとします。その家で、どんな暮らしをしたいと思いますか。朝起きたら、真新しい洗面所で顔を洗い、朝日の当たる暖かな食卓につき、温かい朝食を家族で食べると仮定して考えてみましょう。

 

そんな状況を想像したとき、その住まいに必要なものは何でしょうか?もちろん、洗面所やダイニングテーブルを置けるスペースが必要です。そして、温かいご飯を食べたいなら、台所と食卓の距離は短いほうが良いでしょう。朝日が当たる食卓を望むなら、窓の位置なども意外に重要です。ちょっとイメージを膨らませただけで、希望するマイホームの形が少しずつ出来上がってきます

 

住宅のプロである我々は、お客さまである皆さんのご要望を少しずつ形にするべく、お客さまの希望を伺って、図面に落とし込んでいきます。夏に日が入りすぎると室内温度が上がりすぎるかなとか、西日は入らない方が良いかなとか、冬は日光の力をどう利用しようかな、風の向きと窓の位置は合っているかな?などを考えて図面を作っていきます。

 

パッと見て、どなたでも理解できることがあれば、プロから説明されないと解らないこともあります。最初にするべきことは、どんな生活をしたいのか?マイホームのイメージを固めるところからスタートしても良いと思います。

 

(2)知識は必要なところから

知識の話はどこに行ったと思うかもしれませんが、ご安心を。なぜなら、(1)のイメージを膨らませる段階で、さまざまな知識がついていくからです。先ほどの例で考えたとき、洗面所は独立しているというイメージになったとします。ホテルのようなバストイレと洗面所が一体型では案外使いにくいものです。洗面所について検討する際、どうするべきかという知識が必要になります。

 

我々プロに全部お任せでも良いのですが、最低限ご自分の生活、ライフスタイルに関してはご意見をいただけなければ良い間取りや、いい家づくりはできません。もちろん、建築家並みの知識が必要なわけではありません。マイホームを手に入れるために、重要で必要なことを知識として身につけることが大切なのであって、何でもかんでも詰め込む必要はないのです。

 

ちょっとしつこいかもしれませんが、イメージから必要なことを考えてみましょう。洗面所は独立しているといいと思っているなら、独立していない洗面所はどんなものなのか、調べることはできるはずです。そうすれば、費用面のメリットや将来的にバラバラにメンテナンスできないデメリットなどが見えてくるでしょう。イメージできるようになれば、論理的に疑問点が見えるようになり、必要な知識が何なのか見えるようになってくるのです。

 

最初から具体的なイメージはいらないという人がいますが、具体性がなければ知識も身につきません。知識がなければ、展示場で住宅会社の人間と話をしても、さっぱりわからないでしょう。何のためにマイホームを建てるのかさえぐらつきます。具体的なイメージとともに知識が身に付けば、大事なマイホームに一歩近づくことができるでしょう。

 

(3)お金があるかどうか

ある意味一番重要なのが予算です。知識もイメージも何もかも、この予算のうえにないといけません。どんなに素晴らしいイメージが固まっても、現実的に実現できなければ絵に描いた餅になってしまいます。資金は限りがあるものであり、どれぐらいのお金を出すことができるのかも、家づくりのイメージと同時に最初に考えなければいけないことです。マイホームを持つ方法には、いろいろあります。それぞれ予算が変わってくるので、実際に支払える予算を考えましょう。

 

住宅ローンを組むと想定したとき、返済できる年齢は何歳まででしょうか。70歳、80歳まで借り入れるとすれば、退職金で一括返済できるようにするか、ローンを返済しながらきちんと貯金を貯めなければいけません。ご主人お一人で返済をお考えの場合、副業がなければ厳しい状況になることもあるでしょう。自営業であれば定年はありませんので、返済できるかもしれません。奥さまが働きに出て貯金をするというアイデアもあります。

 

お子さまがいて、成長して収入を得られるようになっているのであれば、ローンを引き継ぐという手段もあるでしょう。(正直あまりおすすめではありませんが、50年の親子ローンという制度もあるにはあります。)そのためには、子どもの世帯になっても耐えられるしっかりとした長持ちする家を建てることが必要です。ローンを組むことができる限界年齢はお仕事などによって違いがありますが、最長で80歳とされています。現在の自分の年齢から、いったい何年返すことができるのか分析してみましょう。

 

期間に関していえば、なるべく長く借りることをおすすめしています。理由は、2つあります。1つは月々の返済金額が小さくなり、貯金ができるため生活にゆとりが生まれるからです。もう1つは、住宅ローンには一般的に団体信用生命保険がセットされているからです。つまり、無料の保険という側面があると言えるでしょう。ですので、金利が十分に低いなどの場合は繰り上げ返済をせずに、貯金をするか投資信託などで運用をすることをおすすめしています。

 

返済金額は、小さければ小さいほど良いですが、そうすると借入額が小さくなってしまいます。一般的に、三重県で土地も一緒に購入する場合、土地が非常に安い地域でも2,200万円程度。四日市などの便利の良いところだと、3,500万円程度のローンが必要になります。2017年現在の金利情況で言えば、2,500万円以下の取り入れで月に7万円以下、3,500万円以下で10万円前後の月々の支払いになりますので、これをしっかり返していけるかの根拠が必要です。

 

人生生きていれば、予想できない出費に見舞われることがありますので、余裕を持って考えなければいけません。楽観視するのは簡単ですが、そこは自分のマイホームのためと厳しい目で見てみましょう。住宅以外にも自動車、お子さまの教育費、海外旅行などお金が必要な項目は多数あります。それぞれのケースをきちんと考えましょう。

 

当社では、必要に応じてお客さまの資金相談に乗っておりますし、資金相談に乗っている住宅会社が多いのが現実です。ただし、このときに注意が一点あります。保険を販売している窓口で資金相談をすると、保険の購入前提で組み立てられてしまう恐れがあります。あまり必要のない保険に入りすぎると、結局マイホームを諦めざるを得ないという事態になりかねませんので、住宅購入時には、保険の販売会社には相談しないほうが無難です。もちろん、良心的な会社は沢山ありますが、彼らは皆さんの家づくりを考えるのが商売ではなく、保険を販売することが商売なので気をつけて下さい。

 

住宅ローンは、最終的に銀行などの金融機関が融資するかどうかにかかっています。ですが、プロの住宅会社なら、どこまでなら大丈夫かしっかり把握しているものです。お金の相談に乗ってくれない住宅会社は、選択肢から外すのが良いと思います。住宅会社のプロの指導のもと、住宅ローンの事前審査などを行うことで、どのぐらい借りられるのか、金融機関の評価がはっきりと解ってきます。

 

(4)土地があるかどうかも重要なポイント

マイホームづくりの重要な要素として、家は土地の上にしか建てることができないということがあります。海外などではペントハウスといってビルの屋上に建てられるものがありますが、これは特殊なケースですし、日本ではほとんど見かけません。今住んでいる家を取り壊して建てるという方や既に土地を購入した、あるいは親戚から土地をもらったという方は、その場所に建てることになります。ですが、土地を持っていないのであれば、土地を手に入れなければいけません。

 

肝心なのは、土地購入に走る前に資金の問題を解決しておく必要があるということ。理由は、建築費にどれだけ資金を割けるかわからないうちに土地を探すと、高い土地を買いすぎたり、狭すぎて理想の家を建てられなかったりする問題があるからです。

 

次に、建売住宅にするのか、自分で土地を見つけて注文住宅にするかを選ばないといけません。これは、ご予算と希望の土地というバランスの中で選ばないといけないことです。建売住宅を選ぶ場合、建築中にずさんな工事をする業者が少ないながらも存在しているので、必ず工事中の現場写真を見せてもらって下さい。写真を出せない業者は選ばない方が無難です。

 

この記事では、注文住宅を中心にお話をしていきます。まず、実際のイメージと土地の関係を考えます。たとえば、朝日の差す明るいリビングで朝食を食べるというイメージをもっているのであれば、東側か南側に窓がある必要があります。また、東側に大きな建物があったり、山や森などが家のそばにあったりすれば、朝日が入らないことも考えられます。

 

ライフスタイルも重要です。結婚してお子さまがいらっしゃるのであれば、学校も重要でしょう。多くの親御さんは、学区を指定して土地を探されます。どの学区にするか、学校までの距離はどれくらいかは大切なポイントです。

 

同居されるお父さま、お母さまがいらっしゃる場合は、病院までの距離も重要な要素です。ご主人の会社までの距離、通勤手段(三重県ですとほとんど車ですが、中には名古屋まで電車の方もバスの方もいらっしゃいます。)も考えないといけません。スーパーやショッピングモールなどの買い物の施設も重要です。

 

実際に新居での暮らしをイメージして、どんな土地がいいのか?エリアをいくつか絞って探すのも一つの手です。土地探しは、マイホームの決め手といってもいい要素ですが、住宅会社を決めてから探すとスムーズです。個人的には、先に住宅会社を決めることをおすすめしております。というのも、不動産屋さんによっては、建築についてよく解っていない場合があり、マイホーム建てるために土地の代金以外に多額の費用がかかることがあるからです。

 

たとえば、農地転用したばかりの土地には、上下水道が土地に引き込まれていないとか、土砂を少し入れないと高さが道路と合わないとか、逆に土地が高すぎるので土砂を捨てないといけないというものがあります。これらの場合、数百万単位で費用がかかる場合があるのです。不動産屋さんに住宅を建てるために、必要な費用は土地代金だけなのかを確認するか、必ず住宅会社に相談して購入を決めて下さい。

 

まとめ

いかがでしょうか?マイホームが欲しいとなると、考えるべきことはとても多いです。全部、皆さんが知識として持っている必要はありませんが、最初にイメージづくりしながら知識を仕入れ、お金のことを考えないといけません。これらのことを一緒に相談しながら進められる住宅会社というパートナーを早めに見つけることが大切なことではないでしょうか。

 

皆さんのいい家づくりのパートナーが早めに見つかることを祈念しつつ、この記事を終わりにしたいと思います。