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コラム

住宅ローンの金利は交渉で下げられる?

2023.01.20

すでに家を持っている人のなかには、現在も住宅ローン返済中という方も多いでしょう。固定金利型の場合、借入から返済が終わるまで金利が変動しないことがメリットです。しかし、金利は常に変化しているので、借入当時と比べて金利が低くなっていることもあります。金利を低くしたいのであれば借り換えが有効ですが、借り換えをしないで交渉するケースもあるようです。交渉により住宅ローンの金利は低くできるのでしょうか?

 

「借り換え」ではなく「交渉」してみる

金利を低くして返済負担を減らしたい場合、今より金利が低い住宅ローンへの借り換えを検討される方が多いです。しかし、借り換えには既存銀行への繰り上げ返済の手数料、借り換え先の事務手数料、切り替えの諸経費や税金など意外にコストがかかります。

このことから、必ずしも借り換えがお得というわけではありません。「現在組んでいる住宅ローンの金利を安くするための交渉はできない」と思う方も多いでしょうが、利用している住宅ローンの金利が応募している住宅ローンの金利よりも高い場合は、金利を下げる交渉も可能です。契約内容を変えずに交渉で金利を下げることができれば、借り換えよりも諸経費をかけずに金利を抑えることができます。

 

金利交渉するポイントは?

実際に金利交渉を行うとき、いくつか押さえるべきポイントがあります。いきなり交渉を要求しても断られることがほとんどなので、順を踏んで交渉をしましょう。

 

交渉ポイント1:借り換えでの借入額を調べる

まず、ほかの金融機関で借り換えた場合の借入可能額を調べます。仮審査に申し込むと借り換えのシミュレーションを出してもらえることがほとんどです。借入可能額は実際に仮審査を申し込めば把握できるでしょう。交渉前に借り換え先を探すと銀行側に交渉が本気であることを意識させることができます。もし交渉に失敗しても、新たな借り換え先があることは保険になります。

 

交渉ポイント2:借り換えローンを材料に交渉

交渉をする場合は、借り換え先の情報を材料に誘いましょう。「この銀行では金利が○%で借り換えができるから検討している」と引きあいに出し、金利を下げてもらえるか交渉を促してください。交渉は返済状況や返済期間、そして良いお客であるかも関わります。返済に延滞はないか、譲歩する姿勢で対応しているかも重要です。 交渉が失敗した場合は、そのまま返済し続けるか借り換えるかを検討しましょう。

 

このように、住宅ローンの金利は交渉することができます。必ず上手くいくとは限りませんが、借り換えよりもコストを抑えられるので、金利が今より高い場合はやってみる価値はあるでしょう。快く対応してもらえるように、謙虚な姿勢で交渉してください。