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コラム

1坪=畳2畳分。平屋40坪の間取りとは?

2022.09.08

(概要)

1坪は畳2枚分の広さです。40坪の平屋の住まいを建てるとして、どのような間取りが考えられるでしょう。

 

(本文)

平屋で40坪の広さとは

40坪の平屋、その広さはどれくらいでしょう。

 

1坪は畳2枚分の広さで、およそ3.3㎡になります。すると、40坪の広さは「40×3.3㎡=132㎡」となります。

 

この広さであればLDKをゆったりとることができますし、部屋数も多くとれます。

 

お子さんが複数いるご家庭でも、それぞれに子供部屋を用意できます。ご主人のための書斎、趣味のための部屋を設けることも十分可能です。

 

数字をあげてみると、LDK20畳以上、個室も各室6畳以上、ご夫婦の寝室も8~10畳はとれます。さらに、各部屋にクローゼットまたはウォークインクロゼットを設けることもできます。収納量の確保は住まいを快適にする上で重要ですから、この点でも広いということはいいですね。

 

また、土地の形状によりますが「一」の字型に横、縦に長い形もいいですし、「L」の字型の住まいも魅力的です。

 

40坪と広く、部屋数も多くとれる平屋は、間取りによって生活動線が長くなる場合があります。

 

「L」字型の平屋は、「L」字の縦横の線が交わる部分にLDKを配置し、「L」の字の縦線の上部、そして横線の右部分に居住スペースを設けると生活動線を短く、また、家族間のプライバシーをほどよく保つことができます。LDKに接して浴室、洗面、トイレなど共用部分を配置するとシンプルな生活動線にすることができます。

 

40坪に必要な土地の広さ

住宅、オフィス、店舗など、私たちの周りにある建物はルールに従って建てられています。「建ぺい率」もその一つです。(「建ぺい率」と共に「容積率」も重要ですが、ここでは「建ぺい率」に絞ってお話ししたいとおもいます)。

 

建ぺい率は、簡単に言えば「その土地の何パーセントまで家を建てるために使えるか」を定めたものです。たとえば、広さ100㎡の土地で、建ぺい率が50%であれば、家のために使えるのは「100㎡×50%=50㎡」となります。

建ぺい率が60%であれば「100㎡×率60%=60㎡」です。

 

では、40坪(132㎡)の平屋を建てるため必要な土地の広さは?

土地が40坪、建ぺい率50%としてみましょう。するとこの土地に40坪の平屋を建てることはできませんね。建てられるのは「土地40坪×建ぺい率50%=20坪」。20坪の平屋までということになります。

 

この点が平屋建てと2階建てとの違いです。2階建てであれば、20坪の家にもう一層、同じく20坪の階を置くことができます。つまり、建ぺい率50%の土地に延べ床面積40坪の家を建てることができることになります。

 

建ぺい率50%の土地に40坪の平屋を建てようとすれば、「40÷0.580」。80坪(264㎡)の土地が必要ということになります。

建ぺい率60%であれば「40÷0.6=約67」。約67坪(220㎡)の土地が必要になります。

 

※ここに上げた数字は話をわかりやすくするためのものです。建ぺい率等は区域、家の建て方などによって細かな規定があり、実際の計算は複雑です。

 

おすすめの家族構成とちょっとした工夫

平屋で40坪の広さを考えると、ご夫婦2人で住むには広すぎるでしょう。これまで何度かご登場願った「サザエさん」の家は、波平、フネ、カツオ、ワカメ、サザエさん、マスオさん、タラちゃんの7人家族。家は推定5LDK、延床面積約30坪。

 

40坪の平屋なら、ご夫婦2人、お子さん3人の計5人家族でも十分なスペースと言えるでしょう。お子さんの数によっては2世帯同居も可能な広さと言えます。リビングに2世代の家族が集い、にぎやかな笑いにつつまれる。そんな光景が浮かんできます。

 

ところで、サザエさんの家にドアはあるでしょうか? たとえばカツオくん、ワカメちゃんの子供部屋はドアでしょうか、引き戸でしょうか。答えは「すべて引き戸」です。

 

2世帯同居を考えた場合、この「引き戸」は考える価値があるものです。というのも、親世代にいつか介護が必要になった場合、バリアフリーである平屋は、車椅子の移動など介護する側、される側双方にやさしい家と言うことができます。

 

また「引き戸」は、ドアを引いて開けるにしろ押して開くにしろ、ドアの可動域を節約することができます。車椅子を必要とする人がいる際は、ドア開閉のスペースが邪魔になることもあるため、引き戸にすると部屋の出入りが楽になります。また「引き戸」は取り外しができますから、和室などの続き間を一続きの大きな空間にする際も便利です。