コラム

初めての家づくりだと、契約が終わってホッとした直後に、次々と決めることが出てくることに驚く方が少なくありません。
「火災保険って、いつまでに決めればいいんですか?」
「外構の打合せは、いつ頃から始めるんでしょう?」
「引き渡しの日は、何を持っていけばいいですか?」
契約が終わってから引き渡しまでの間に、伊賀・四日市・津・名古屋で家を建てるお客様から実際にいちばん多くいただくのが、こうした「いつ・何をするか」の質問です。工事の進み具合はわかっても、自分たちが何を、いつまでに決めればいいのかは、初めてだと見えづらいものです。
この記事は、ご契約後のお客様から実際にいただいたご質問のうち、特に多かったテーマをもとに構成しています。
目次
・実際に多かったご質問
・結論:やることは5つ。時期を先に知っておけば慌てない
・よく聞かれる質問:保険・登記・支払い
・注意点:遅れやすいのは「外構」と「エアコン」
・まとめ:「いつ・何を」を先に知っておけば、家づくりの後半も楽しめる
実際に多かったご質問(多い順)
- 1.引き渡しの日程と、当日の流れ
- 2.外構の時期と費用
- 3.支払いのタイミング
- 4.変更・追加したときの金額
- 5.火災保険・地震保険
- 6.登記・住所変更
- 7.エアコンの取り付け
結論:やることは5つ。時期を先に知っておけば慌てない
施主がやる5つのこと
| やること | 主な中身 |
|---|---|
| ① 保険 | 火災保険・地震保険を選んで申し込む |
| ② 登記 | 建物の登記、住宅ローンの登記(専門家が代行) |
| ③ お金 | 工事代金の支払い、住宅ローンの手続き |
| ④ 外構 | 駐車場・フェンス・庭などの打合せと工事 |
| ⑤ 暮らしの準備 | エアコン・カーテン・照明・家具、引っ越し、住所変更 |
家の工事と並行して進める
これらは、家の工事と同時に進んでいきます。工事の区切り(着工・上棟・完成)ごとに「この頃までに、これを決める」と覚えておくとスムーズです。
時期ごとのやることカレンダー|契約〜引き渡し
工事の期間は、建物の大きさや工法、季節によって変わります。ご自分の家の場合はそれぞれの時期がいつ頃になるのか、契約のときに住宅会社に工程表で確認しておきましょう。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 契約〜着工前 | ・間取り・仕様の最終打合せ ・住宅ローンの本申込み ・外構の方向性を考え始める(駐車台数・フェンス・庭の使い方) ・地鎮祭をするかどうか、日程を決める |
| 着工〜上棟 | ・上棟の日程の確認 ・コンセント・照明・スイッチの位置の最終確認 ・エアコンの台数・位置を決める |
| 上棟〜完成 | ・外構の打合せ・見積もり ・火災保険・地震保険を選ぶ ・カーテン・照明・家具の採寸と注文 ・引っ越し業者の手配 |
| 完成〜引き渡し | ・完成立会い(仕上がりの確認) ・最終金の支払い、住宅ローンの実行 ・登記(専門家が手続き) ・鍵・保証書・取扱説明書の受け取り |
| 引き渡しのあと | ・住所変更(役所・銀行・免許証など) ・電気・ガス・水道・インターネットの開始手続き ・住宅ローン控除を受ける場合は、入居した翌年に確定申告 |
引き渡し当日に持っていくもの(印鑑や本人確認書類など)は、住宅会社や金融機関から事前に案内があります。わからないことは早めに確認しておきましょう。
よく聞かれる質問:保険・登記・支払い
火災保険・地震保険はいつまでに決める?
火災保険は、引き渡しの日から補償が始まるように申し込みます。住宅ローンを借りる場合、火災保険への加入を求められることが多いため、引き渡しの1か月ほど前には決めておくと安心です。
地震保険は、火災保険とセットで申し込みます。
耐震等級の証明書類があると、地震保険料が次のとおり割引になります。
| 耐震等級 | 地震保険料の割引率 |
|---|---|
| 等級3 | 50% |
| 等級2 | 30% |
| 等級1 | 10% |
ただし、割引を受けるには「住宅性能評価書」などの公的な証明書類が必要で、「耐震等級3相当」という説明だけでは割引は受けられません。
証明書類の中には、工事が始まる前から手続きが必要なものもあります。「証明書類は出ますか」「いつ受け取れますか」を、契約の前に住宅会社へ確認しておきましょう。
登記は何をいつする?
新しく家を建てたときに必要になる登記は、主に次の3つです。
| 登記の種類 | 内容 | 主な担当者 |
|---|---|---|
| 表題登記 | 建物が完成したことを登記簿に記録する | 土地家屋調査士 |
| 所有権保存登記 | 誰の建物かを登記簿に記録する | 司法書士 |
| 抵当権設定登記 | 住宅ローンを借りる場合に、金融機関の担保権を登記簿に記録する | 司法書士 |
このうち表題登記は、建物を取得してから1か月以内に申請することが法律で義務付けられています(不動産登記法第47条)。正当な理由なく怠ると、10万円以下の過料の対象になります(同法第164条)。
森大建地産では、登記を担当する土地家屋調査士・司法書士の先生を当社で手配します。手配が済むと当社からご連絡し、その後の書類の確認などは、先生からお施主様へ直接ご連絡が入ります。
住民票を新しい住所に移すタイミングは、金融機関や司法書士によって案内が違うことがあります。担当者の案内に合わせて進めましょう。
支払いは何回・いつ?
工事代金は、一度にではなく、工事の区切りで分けて支払うのが一般的です。
森大建地産では、工事代金をご契約時・着工時・上棟時・お引き渡し時など、工事の区切りに合わせて分けてお支払いいただきます(商品によって回数が異なります)。それぞれの金額は、ご契約のときにお示しします。
住宅ローンは、ふつう建物の完成後に実行されます。完成前の支払いにローンを使う場合は、「つなぎ融資」などの方法があります。当社の資金計画には、つなぎ融資の金利などの費用もはじめから入れてあります。
支払いのタイミングや金額の内訳で気になる点があれば、契約時にお渡しする資料と合わせて、担当者にいつでも確認してください。
注意点:遅れやすいのは「外構」と「エアコン」
外構は早めに決めないと、引き渡しに間に合わない
外構は、建物の工事とは別の工事です。打合せや見積もりに時間がかかるうえ、工事の順番待ちになることもあります。
「引き渡しの日に駐車場ができていない」とならないよう、上棟の頃には打合せを始めるのがおすすめです。外構は建物本体より後回しにされがちな分、気づいたときには時間が足りない、ということが起きやすい部分です。
外構工事は当社でもお引き受けしていて、建物と一緒に住宅ローンに組み入れることもできます。別の業者に頼む場合は、建物の工事との順番や時期を早めに調整しておきましょう。
エアコンは「工事中の準備」が必要
エアコンは、取り付け自体は引き渡しの前後でもできます。ただ、配管の穴やコンセントは、工事中に用意しておく必要があります。台数と位置は、上棟の頃までに決めておきましょう。
エアコンの取り付けも当社でお引き受けでき、住宅ローンに組み入れることもできます。
まとめ:「いつ・何を」を先に知っておけば、家づくりの後半も楽しめる
- ・施主がやることは、保険・登記・お金・外構・暮らしの準備の5つ
- ・火災保険・地震保険は、引き渡しの1か月前を目安に決める。耐震等級の証明書類があれば地震保険料が最大50%割引に
- ・建物の表題登記は、取得から1か月以内(不動産登記法第47条)。手続きは専門家が代行
- ・外構とエアコンは上棟の頃までに方向性を決める
森大建地産では、ご契約のあと、お客様ごとに専用の連絡用チャットをつくり、この流れに沿って「今の時期にやること」をその都度ご案内しています。
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▶ 個別相談を予約する監修者プロフィール
監修: 森 秀樹(森大建地産株式会社 代表取締役・三重県伊賀市)
三重県伊賀市を拠点に、注文住宅・リフォーム・相続対策を手がける工務店の経営者です。住宅の打合せで電気代や太陽光・蓄電池について相談を受ける立場から、公的な統計と一次資料をもとに解説しています。総務省・経済産業省・気象庁などの統計を、家づくりに関わる電気代や省エネ基準の説明に活用しています。